GARAGE-tettin

tettin1954.exblog.jp ブログトップ

下妻物語

b0093969_19171779.jpg

 祝・ドロンジョ解禁記念!真冬のフカキョン祭り」は、ウシ年のスタートにピッタリの映画を・・・(笑)。

 さて、過去20年くらいの日本映画を振り返ってみると、傑作と呼べるような作品は意外と少ないことに気がつく。
今、ぱっと頭に浮かぶのは、悲しいかな「ゴジラ・ファイナルウォーズ」と「ALWAYS三丁目の夕日」くらいだ(^^;)。
そんな数少ない傑作のひとつで、現時点でのフカキョン主演最高作品がこの「下妻物語」である。
オレが観た女性アイドル主演の映画としては、小泉今日子の「怪盗ルビイ」以来だから、何故かキョーコとは縁が深いのだ。
 
 下妻という地名も知らず、最初にこのタイトルを聞いた時には、どことなく往年の日活ロマンポルノっぽい響きも感じられ、フカキョンファンとしては一瞬焦ったものだが、この作品はどこまでも痛快で、爽やかで、少しお馬鹿な青春コメディ映画であるばかりか、「さらば青春の光・下妻編」ともいえるほど素晴らしいロックンロールムービーに仕上がっているのだから恐れ入る。
 
 監督の中島哲也はコマーシャル畑の人だそうで、そのせいかテンポの良い展開と、キレの良いギャグ、そしてまるでロココのような(笑)映像美は、普通の監督さんではなかなか表現できない感覚(センス)ではないだろうか。
 
 お話しは茨城県の片田舎の町・下妻を舞台に展開する。
 
 
 ロココ時代のおフランスに生まれたかったという竜ヶ崎桃子は、田んぼに囲まれた茨城県の下妻から、大好きなロリータファッションのブランド”Baby, The Stars Shine Bright”のお店がある代官山まで毎週はるばる通っているマイペースな女の娘。
Babyのお洋服を買いたい一心で、ヤクザな父親が残した海外ブランド”ヴェル○ーチ”のバッタもんを売るというヤバイ商売に手を出すようになる。そんなある日、バッタもん”ヴェル○ーチ”を買いたいというヤンキー娘が現れる。それが、特攻服を羽織り、ド派手な原チャリで暴走するイチゴだった。全く価値観の違う二人だったが、衝突を繰り返しながらも奇妙な友情が芽生えてくる。
 
 
 風変わりな主人公・桃子を演じる深田恭子の可愛らしさは尋常ではない。よくぞここまで深田恭子の魅力を引き出してくれたものだ。もとよりズバ抜けたロリータ性と神秘性を誇るフカキョンが、監督の情熱に応えて、まるで桃子の魂が乗り移ったかのような素晴らしい演技を披露してくれている。
 その桃子は、これまたズバ抜けた刺繍の技術を持っている。その腕前は、憧れのブランドBaby, The Stars Shine Brightの社長からスカウトされるほどである。しかし彼女は首を横に振る。なぜならば彼女は好きな事を仕事にしたくないのだ。
 オレが思うに、この作品に重要なメッセージがあるとするならばまさにここだ。
つまり「好きな事を仕事にしてはいけません。」という(笑)。

 惜しむらくはエンドロールで流れる「タイムマシンにお願い」が、グラムロックなオリジナルのサディスティック・ミカ・バンド・ヴァージョンじゃない事くらいかな。抱腹絶倒、そしてモリモリ元気が涌いてくる傑作エンターテインメントムービーだ!

 この世知辛いご時世を、可愛いフカキョンの「下妻」で明るく笑い飛ばそうではありませんか!ねぇお父さん。

b0093969_19184693.jpg




下妻物語  (2004年5月29日公開)
 脚本・監督/中島哲也
 原作/嶽本野ばら
 出演者/深田恭子、土屋アンナ、宮迫博之、樹木希林、阿部サダヲ、小池栄子

b0093969_21113794.jpg

[PR]
by Tettin-Arts | 2009-01-21 21:00 | 夕日町名画座
line

四辻に佇んで・・・。


by Tettin-Arts
line
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31