三大怪獣 地球最大の決戦 <その2>
今更、伊福部音楽を絶賛するまでもないのだが、こうした劇中の細かな部分においても全く重厚さを失わない楽曲は、まさに独壇場である。
宇宙円盤クラブの女性会員が円盤と見間違えた(←しつこい)ような流星は、世界各地でも報告されていた。
その中に、北アルプス山中の霞沢付近に落ちた隕石があった。この隕石調査のため、帝都邦大・村井助教授の一行が黒部へ到着した。落下現場へ向かう途中、村井のコンパスが狂ってしまう。コンパスを買う時に値切ったからだと邪推する部下のコンパスもまた狂っていた。どうやら隕石の落下地点の方角から、原因不明の磁力が発生していると思われるのだ。
そしてたどりついた現場の谷底で一行が見たものは、怪しく不気味に光る巨大な隕石だった。
そして後半では、いよいよこのミステリアスな大隕石から宇宙怪獣キングギドラが初登場するという、作品中、いやゴジラ映画史上、いや東宝特撮映画史上屈指の名場面が待っているのだ(^^)。
<続く>