サザンオールスターズ 1999 ~セオーノ・ルーハ・ナ・キテス~
もぎったあとのチケット半券シリーズ最終回は、お待ちかね(^^)このバンドである。
せめて一度は観ておきたかったサザンオールスターズ。
この年の前年1998年の10月にリリースされたニューアルバム「さくら」に合わせた「セオーノ・ルーハ・ナ・キテス」というけったいなタイトルの全国ツアーであった。(意味を知りたい方は逆から大きな声に出して読むべし)
福岡ドームのスタンド、アリーナを埋め尽くす聴衆の間には、ある種ファミリーのような温かい雰囲気が漂っていて、
さすがはサザンと妙なところで感心する。密かに持ち込んだアルコールも軽く入り、お隣の席の膝上30センチはあろうかという超ミニのエロいお姉さんや、前の席のはだけた胸にゴールドのネックレスが眩しい軟派なお兄さんと一緒に大いに盛り上がってしまった。
で、セットリストなどはほとんど覚えていない。
もう、ほとんどリオのカーニバル状態である(笑)。
ニューアルバムからのナンバーと、お馴染のナンバーが半々くらいの構成だったと思う。
印象深かったのは「唐人物語」の時に、おびただしい量の桜の花びらがステージの上から降ってきたこと。幻想的なこの演出は、楽曲の持つ物哀しい美しさと相まって本当に素晴らしかった。
外国のロックバンドと日本のロックバンドでは、ステージのスケールやクォリティに大きな差があったものだが、サザンの前ではそれも遠い昔の話。
昭和歌謡からハードロック、レイドバック、そして永遠のブルースまで、桑田佳祐の琴線に触れた音楽を、天才的なフィルターに通して生成したサザン・ミュージック。昭和のエロ・グロ・ナンセンスのエッセンスをも振り撒きながら飛ばしたヒットは数知れず。
そんな国民的ロックバンドとしての貫録を見せつける、圧巻のステージであった。
いやぁ楽しかったなぁ・・・素敵な春の逢瀬。
今年の夏こそ・・・目指せ!灼熱のGスポット。 (^^;)
<完>