レトロ横丁
三連休が取れたので、入院した義父の見舞いに門司港まで車を走らせた。
女房の実家に一泊し、近くの商店街などを散策。門司港は20年ほど前から「レトロ」をテーマに町興しに取り組み、北九州観光の目玉に成長したのだが、古い町並みのあちらこちらにノスタルジックな風景が残っている。
写真を少し撮ってきたので、御用とお急ぎでない方はどうぞごゆっくりとご覧下さい。もちろん無料!(笑)
大正3年に建築されたという門司港駅の駅舎は、左右対称のネオ・ルネッサンス様式と呼ばれるデザインで、国の重要文化財。駅前には、観光客目当ての人力車がちらほら。
イタリアの港町を連想させる(行った事はないが・・・^^;)淡いピンクの洒落た建物が、夏空に映える。
駅から少し歩くと桟橋通り。ここから栄町銀天街に入る。
通りに面する細い路地に入ると、そこには昭和初期の匂いがぷんぷん漂っている。
銀天街の中ほどにある「昭和レトロ館」の前には、人の背丈くらいある鉄人と、当時モノではないだろうが、ゴジラとガメラの手描き看板が・・・。「南海の大決闘」と「ガメラ対ギャオス」
鈴木オートのお茶の間(笑)
このアイスクーラーをリアルタイムで体験したヤツはオレくらいのものか・・・。
ホームランバーやパインアイスが渇いた喉には、死ぬほど美味だった。(お隣は氷で冷やす冷蔵庫)
" ツヱッペリン号" という名前が確認できるシブイかき氷器。
氷菓子屋さんの哀愁を帯びた自転車。
クーラーも無かった時代。こんな暑い日には、さぞや大活躍したのだろう。
最後に貴重な当時モノの「黄金バット」の紙芝居を鑑賞。
昭和の昔さながらに、100円で水飴と型抜き菓子を買って食べながら観る。(紙芝居の後にクイズあり)
「おいちゃん、ありがとう!」
そう告げて、オレは息子と娑婆へ戻るための帰路についた。
<終>