WILL YOU LOVE ME TOMORROW / THE SHIRELLES
シュレルズと聞いて、ビートルズの「BABY IT’S YOU」や「BOYS」が頭に浮かんだあなたは立派なビーオタです^^;)。
私もビートルズから入った口だから、エラそうなことは言えないが60年代に大活躍したガール・グループの中では、意外と日本ではマイナーな存在ではある。
シュレルズは、ニュージャージー出身の4人組みで、1958年にセプターの前身ティアラから「I MET HIM ON A SUNDAY」をリリースしたがヒットには至らず、デッカへ移り、再度セプターへ戻ってリリースしたキャロル・キング/ジェリー・ゴフィン作の「WILL YOU LOVE ME TOMORROW」が全米1位の大ヒットとなる。その後もヒット曲を連発しガール・グループの草分けとして大活躍したのだが、やはりこの曲には、その後のロネッツやクリスタルズでお馴染みとなるフィル・スペクターの”ウォール・オブ・サウンド”の原形が明らかに感じ取れるのだ!(ということは、ビーチーボーイズのお師匠さんとも言えるわけだな・・・^^;。)キャロル・キング自身もお気に入りだったらしく、後にあの名盤「つづれおり」のなかでセルフ・カヴァーしているのはご存知の通り。
華やかなガール・グループ全盛のさきがけとなった彼女たちの影響がいかに大きかったかということを思い知らされる1曲でもある。
いや、美しい。泣きたくなるほど美しい。
そして、このポーズと笑顔がいかにも60年代って感じでまた泣ける。