SO ALONE / JOHNNY THUNDERS
ホンマもんのロックンロールジャンキー、ニューヨーク・ドールズのギタリストとして一世を風靡。その後ソロでも数々の伝説を残すが1991年に38歳でその生涯を閉じてしもうた。
(まぁ、とにかく凄まじいライフスタイルで、生きてるほうが不思議なくらいやったけどね。)
1曲目の「PIPELINE」は、いつもライヴのオープニングでやっとったナンバーやけど、こうしてスタジオ録音を聞くと、また感慨深いものがあるねぇ。なんちゅうか、ライブ盤ではすでに”一発キメて来ました”みたいな、むちゃくちゃな演奏やったけんね、もうヘロヘロで・・・(笑)。
スティーブ・マリオット、フィル・リノット、クリッシー・ハインド、さらにピストルズのスティーブ・ジョーンズ、ポール・クックといったジョニーを敬愛する新旧のロッカーたちが脇を固めとるこのアルバム。どの曲もどの曲もジョニーの魅力が溢れとる。いやぁ、嬉しい!
でも、このジャケット写真に写っとるジョニーは、何か寂しそうで見とると胸が締めつけられる。
今、巷で流れている「ROCK」と言われとるものの中に、本物がいったいどれだけあるだろうか?
このアルバムを聴きながら、「ジョニーこそは悪魔と命を取引した本物のロックンローラーだった」ちゅうことを改めて確信した。
FOREVER JOHNNY THUNDERS!