MOVIE MONSTER SERIES / HEDORAH&富士宮ミキ
しかし今回のヘドラは出来がいいぜ。かなりスーツに忠実な造形で、塗装なんかもいい感じに仕上がっとる。欲を言えば、眼球の造りは旧作の方がリアルだったような気もするが、この時期にヘドラの新作を発売したバンダイの意気込みを買って許してあげよう(笑)。
このヘドラが500円ちょっとやなんて嬉しいナ。この後ろの塗装なんてなかなか渋いっしょ?そしてヘドラといえばサイケデリック・レディ=富士宮ミキ嬢。オレが苦労して入手した秘蔵のアトリエG-1のレジン製フィギュアを並べてみた。どこからか「かえせ!太陽を」が聞こえてきそうな・・・。
いや、ホントに生で聞けるんです。
東京でこんなイヴェントが!→
”水銀、コバルト、カドミューム 鉛、硫酸、オキシダン・・”で始まる「かえせ!太陽を」を初めて聴いた時のインパクトは強烈やった。
ゴジラ映画史上、最もロック度の高い作品「ゴジラ対ヘドラ」のオープニングを飾るこの歌を唄うのが、劇中で謎の(笑)ヒロイン、富士宮ミキを演じ、妖艶なボディ・ペインティングスーツで乱舞する麻里圭子さんや。昔懐かしい「サインはV」の主題歌をはじめ、歌手としては経歴の長い人で、歌唱力も相当なもんやった。
イヴェントでは、どんなパフォーマンスを見せてくれるのかなぁ?いやぁ、行ける人が羨ましい。
しかし、もう御年は60歳くらいじゃないかと思うけど、意外とこの人もロックンローラーの血が流れとるのかも知れんね。”GO GO MIKI!GO GO 麻里圭子!”
<参考>
ゴジラ対ヘドラ(1971年7月24日公開)
制作 / 田中友幸
監督/ 坂野義光
特殊技術 / 中野昭慶
脚本 / 馬淵薫、坂野義光
音楽 / 真鍋理一郎
出演 / 山内明、木村俊恵、川瀬裕之、柴本俊夫、麻里圭子