デスバーガー
ここ何年間は、週末のお昼はほとんどマックで済ます事が多い。
「済ます」というと、なんか適当な感じがするけど本当に大好きなのだ、ベーコンレタス・トマトバーガーセットと笑顔の素敵なマックのおネエさんが・・・。
レンタルショップに「デスバーガー」というタイトルのホラー映画が並んでいた。パッケージのデザインに一抹の不安を感じながらも、バーガー系のホラー映画は珍しい(笑)。しかも「女子高生チェーンソー」でオレを楽しませてくれたアルバトロス・フィルムじゃないの。財布から50円を支払って早速借りて帰ったのだった。
全米で大ブレイクのファースト・フード「ヘラ・バーガー」。そのマスコットキャラクターが、過去に起こったある事件の復讐のために次々と猟奇的な殺人を繰り返すという作品なのだが、不安的中、あまりにもトホホな内容で、ここで詳しく説明するのも気恥ずかしいような出来に思わずつぶやいた・・・「返せ、50円!」と。
マドナルドのマスコット、ドナルドを思いっきり凶悪にしたようなホーニーがジーン・シモンズのような凶悪なブーツを履き、神出鬼没に殺戮を繰り返す。CGを駆使したスピード感溢れるホーニーの動きはホラーというより、SFに近いものがあり思わず失笑。いかに低予算とはいえ「女子高生チェーンソー」でみられるような意表をつくアイデアもなく、ただダラダラと人が死んでゆくんだな。グランジ系の無意味なBGMがけたたましく流れ続ける。
え~い、勝手にしやがれ。
とはいえ、この「ヘラ・バーガーのTVコマーシャル」は秀逸だった(笑)。どの日本の特撮映画から持ってきたのか、ホーニーが何故か富士の裾野(これは河口湖?)で大暴れするのだ。まぁ一瞬ですけど・・・。
そして、主人公で18歳になるマッケンジーの母親役の女優さんの色っぽさ。いやぁ今回この人を観れただけでも良しとしなければなりません。う~ん、小○臭い小娘には真似出来ませんよね、このムードは。
この女優さんのサービスショットがたっぷり楽しめたら、オレ的にはもっと評価が上がったのではないだろうか。
でも、そういうのはもうホラー映画とは呼びませんよね(笑)。