YOU'LL LOSE A GOOD THING / BARBARA LYNN
バーバラ・リンのアルバム「YOU'LL LOSE A GOOD THING」(1962年)。
プレイヤーが復活してからというもの、再びレコードが少しずつではあるが棚に並び始めた。
その中の1枚がこれ。これも探してみるとなかなかの入手困難な1枚。苦節XX年、やっと手に入れました。
(しかし、あるところにはあるもんだなぁ・・・^^;)。
バーバラ・リンを初めて聴いたのは、またまた登場、マディ・マツオ大先輩の四畳半の西日が当たる部屋だった。
ちょうど「THE ROLLING STONES,NOW!」をかけながらギター談義に花を咲かせていると、曲は「OH BABY」へとなだれ込んだ。すると突然マディさんが「この曲は、この人が書いたとじぇ。」といって大量のレコードの中から取り出して見せてくれたのがこの「YOU'LL LOSE A GOOD THING」のLPレコードだった。
他のアルバムを聴いた事がないのでアレなんだけど、このアルバムはソウルというよりブルース、リズム&ブルースといったほうがしっくり来る。さすがテキサス娘といった心意気。
収録曲12曲のうち2曲を除いて全て彼女の自作。代表曲である「YOU'LL LOSE A GOOD THING」をはじめ、どの曲も粒揃いの好ナンバー。しかも自らエレクトリック・ギターを持って唄うというからカッコイイ事この上無いのだ。
実は偶然に彼女が「YOU'LL LOSE A GOOD THING」を唄い演奏している映像を見つけて、いたく感激し今回のアルバム紹介となった訳だが、その映像がこちら。
サウスポー、しかもブリッジガード装着のエスクワイヤー!アップストローク主体の奏法なので、サムピックが当たるボディ上部の塗装は削れちゃってますから。いやぁ、こんなにかっこいいギターには滅多にお目にかかれません。
ギターの腕前もさることながら、ストーンズがカヴァーするほどコンポーザーとしての才能も素晴らしく、少しハスキーで、なおかつどこか可憐で、しかも芯のある彼女のヴォーカルも絶品。これをレコードで聴くとまた深みがあって格別なのだ。これを期に彼女の作品を少し追いかけてみようかな~。
そういえばこの間マディさんが捜しとったな、「YOU'LL LOSE A GOOD THING」のレコードを・・・^^;)。
<収録曲>
SIDE 1
1.SECOND FIDDLE GIRL
2.GIVE ME A BREAK
3.DINA AND PETRINA
4.LONELY HEARTACHES
5.YOU DON'T SLEEP AT NIGHT
6.I'M SORRY I MET YOU
SIDE 2
1.YOU'LL LOSE A GOOD THING
2.HEARTBREAKING YEARS
3.TEEN AGE BLUES
4.WHAT I NEED IS LOVE
5.YOU DON'T HAVE TO GO
6.LETTER TO MOMMY AND DADDY