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GOING TO A GO-GO / SMOKEY ROBINSON & THE MIRACLES 

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 モータウンを語れるほどモータウンを聴き込んでいるわけではないけれど、1960年代にタムラ~モータウンからリリースされた数々の楽曲はそれだけで音楽の一ジャンルとなってしまっているほど素晴らしいものばかり。オレの質素なCDラックにもマーヴィン・ゲイをはじめ、スプリームズ、マーヴェレッツ、メアリー・ウェルズ、テンプテーションズといったモータウン・アーティストたちの著名な楽曲は一応揃っているのである^^;)。

 設立者のベリー・ゴーディ・ジュニアと共に副社長としてもモータウンを支えた大黒柱がスモーキー・ロビンソン。
もしも彼がいなければソウルやR&B、いや世界のポピュラーミュージックの歴史というものは全く色褪せたものになってしまったに違いない。それほど数多の名曲を世に送り出し、数多のミュージシャンに多大な影響を与えた天才的なソングライターであり、官能的なファルセット・ヴォイスで聴く者を魅了する偉大なシンガーである。

 この「GOING TO A GO-GO」(1965年)はミラクルズとしては5枚目、彼の名を冠したスモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズ名義のアルバムとしては最初のものになるのかな。スモーキー・ロビンソンとロナルド・ホワイトの名曲「MY GIRL」をテンプテーションズが唄って全米1位に輝いたのが1964年だから、彼自身もノりにノってる時期のアルバムでもあり、ミラクルズのアルバムとしてもおそらく最高傑作と言っていい出来栄えだ。
 タイトル曲「GOING TO A GO-GO」はストーンズもカヴァーしたヒットナンバーだが、他にも「OOO BABY BABY」「THE TRACKS OF MY TEARS」「MY GIRL HAS GONE」という珠玉の3曲がこのアルバムからシングルカットされている。

 中でも「THE TRACKS OF MY TEARS」は名曲中の名曲。ほかにもクォリティの高い楽曲がズラリと並んでいるこのアルバムは " 聴かずに死ねない" 1枚と言っていいだろう。
 
 思うに、今までオレが生きてきた中で心底 "泣ける" という音楽の大半はモータウン、分けてもこのスモーキー・ロビンソンの作品だ。で、オレが最初に出会った彼の作品といえばもちろんビートルズがカヴァーした「YOU REALLY GOT A HOLD ON ME」なんだけど、この曲も色んなミュージシャンが好んでカヴァーしているのはご存知の通り。
実はゴールデン・カップスも「君は僕に首ったけ」(「ブルース・メッセージ」に収録)という邦題で素晴らしいカヴァーを残しているんだな。
 まぁ彼のマスターピースを挙げればキリがないので以下省略するけれど、とにかくこれまでに曲を聴いて思わず涙腺が緩んでしまったというのは、ほとんどこの人の作品だった。これほどイマジネーションが膨らむメロディーやフレーズというものも、彼にしか生み出せない奇跡(ミラクル)のようなものだと思う。



<収録曲>

 1. THE TRACKS OF MY TEARS
 2. GOING TO A GO-GO
 3. OOO BABY BABY
 4. MY GIRL HAS GONE
 5. IN CASE YOU NEED LOVE
 6. CHOOSEY BEGGAR
 7. SINCE YOU WON MY HEART
 8. FROM HEAD TO TOE
 9. ALL THAT'S GOOD
10. MY BABY CHANGES LIKE THE WEATHER
11. LET ME HAVE SOME
12. A FORK IN THE ROAD

by Tettin-Arts | 2008-04-13 21:21 | Rock & Blues
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四辻に佇んで・・・。


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