面白いほど楽しめる。
オレの場合、運転するのはほとんど週末に限られるので、ロードスターもまだ土日の2日間乗っただけだ。
しかし、オレはこの僅か2日間だけで、支払った車の代金分を完全に取り戻したような深い満足感に酔いしれている(笑)。
このRSⅡは最高出力が160ps。1トンちょっとの車体を引っぱるには十分すぎるパワーだ。しかも各ギアのつながりが絶妙なので、ショートストロークでカチッカチッと決まるシフト操作の快感に促されるように軽くアクセルを踏み込んだだけで実に気持ちよくぐいぐいと加速していく。計算され尽くしたエグゾーストノートの心地良さも特筆ものだ。
気がつけば、スピードメーターは制限速度を遥かにオーバーしていた。慌ててアクセルを戻す。
車高は前のオーナーによって多少ローダウンにセッティングされており、ビルシュタイン製のダンパーも標準装備されているので、乗り心地は結構固め。こうでなければスポーツカーらしくない。
タイヤは205/45R16という扁平タイヤでステアリングはやや重たい感じ。しかしこれも不快な感じではなく、安定感があるといったほうが適切かもしれない。しかも、社外LSDが組み込まれているのでサンセットロードのコーナーくらいならノーブレーキでスイスイと軽くクリアしていく。
「楽し過ぎるぅ!」
ロードスターで走る爽快さは、「いつかはロードスターに・・・」と夢見続けてきたオレにとって想像以上のものだった。
1950年代に隆盛のピークを刻み、その後衰退しかかっていた小型で軽量の2シータースポーツカーを再び世界に蘇えらせた日本が誇る名車、マツダのロードスター。これからも乗るたびにいろんな発見があるだろう。ワクワク!