GARAGE-tettin

tettin1954.exblog.jp ブログトップ

カテゴリ:The Golden Cups( 18 )

ブルース・メッセージ

b0093969_193388.jpg

 いやぁ、ここんとこ雑用に追いまくられ、更新が滞ってしまいました。

滞っていたといえば、カップスのディスクレビュー(そんな大そうなものではない)もブルース・メッセージんとこで滞っていたんだなぁ、これが。

 思わずのけぞる「本牧ブルース」で始まるカップスのサードアルバム。
カップスのメンバー、特にデイヴとエディがどれほどブルース(或いは、ブルース的なもの)に心酔していたかが如実に表れた、恐ろしいまでに完成されたアルバムである。

 100人のカップスファンに聞けば、まず89人はこのアルバムをベストに挙げるだろう。当時、ビートルズを抑えて堂々の国内アルバムチャート1位に輝いた伝説のアルバムである。(但し、オレは「愛する君に」を収録した「第2集」をベストにしておきたい。)

 とはいえ、やはりこのアルバムは凄い

 「ウォーキン・ブルース」(原曲はロバート・ジョンソン)と「絶望の人生」では、本家のバタフィールド・ブルース・バンドを凌駕するほどの演奏力に圧倒される。全身に鳥肌が立つ豪快なイントロで始まるアル・クーパーの大作「I CAN'T KEEP FROM CRYIN'」、ここでもエディのギターは冴え渡ってる。そして今やカップスのテーマともなった「ワン・モア・タイム」(ヴァン・モリスン)など、恐らく当時は誰も知らなかっただろうホワイト・ブルースの傑作をいち早く取り入れるセンスと先見性。加えて、ダントツの演奏力とカップスのサウンドとして昇華させた絶妙なアレンジには、ただただ凄いとしか言いようが無い。

 もちろん、このアルバムでもオリジナルは3曲。あとは全てカバーである。

 では、そういったブルースナンバーをカバーすれば誰でも凄いのか?

 答えはもちろん。(笑)

 以前「天使はブルースを歌う」でも書いたのだが、カップスのメンバーが醸し出す異端な雰囲気、それは実生活においても際限なくはみ出して行くような混沌とした感覚を持つ者だけが放つ危険な香り・・・ 

それがなければやはりタダの猿真似である。

もちろん今の音楽シーンにもブラックミュージックをリスペクトし、模倣した若い奴らは男女問わず大勢いる。

しかし、この異端な香りを感じさせる音は、残念ながら皆無である。

More
[PR]
by Tettin-Arts | 2011-06-02 21:58 | The Golden Cups

最強ボックス降臨!

b0093969_19522284.jpg

 新品のザ・ゴールデン・カップス究極の紙ジャケセットを、定額給付金で支払えるほど格安で仕入れる事が出ましたっ!(笑)
 当然、これまで所有していたプラケースものや、単品の紙ジャケものは全て売り払いました!
これでカップスの、ほぼ全ての公式音源を手中に納めた事になります。・・・今後、新たに発掘されない限り (^^;)。
(後日、じっくりご紹介したいと思います)
[PR]
by Tettin-Arts | 2009-04-10 19:28 | The Golden Cups

ブルース・メッセージ <RECORD COLLECTION>

b0093969_21362564.jpg
 
 ザ・ゴールデン・カップス3枚目のアルバムで、名盤中の名盤「ブルース・メッセージ」をご紹介します。

 帯に踊るタタキ文句は 「ついに出た!ゴールデン・カップスの真髄」
前二作の表ジャケット写真が屋外での撮影だったのに対し、この三枚目はスタジオで撮影されたシンプルなジャケットである。

More
[PR]
by Tettin-Arts | 2009-04-04 22:29 | The Golden Cups

本牧ブルース

b0093969_21421499.jpg

 さて、次回の The Golden Cups では、いよいよ彼らのサードアルバムで初期の大傑作「ブルース・メッセージ」が登場する事になるのだが、ここでカップス6枚目のシングルで、このアルバムの1曲目を飾る名曲「本牧ブルース」をご紹介しておこう。

 ご存知のように、彼らがハコバンとして演奏していた「ゴールデン・カップ」は、横浜・本牧にある。
その本牧一帯は、戦後から基地として長く接収されていた歴史がある。いわゆる「フェンスの向こうのアメリカ」というやつだ。
そういう特殊な土地柄だった本牧も、カップスの演奏が評判になる頃には、米兵やカップス目当ての若者たちが押し寄せたというから喧嘩は絶えず、その一方で、刹那主義的な男女が出会い、愛し合ったのは容易に想像出来る。

 そんな " やさぐれ感 " を見事に表現した名曲が「本牧ブルース」だ。
作詞・なかにし礼、作曲・村井邦彦という職業作家モノだが、ブラスを大胆にフューチャーしたこの曲からは、デイヴのソウルフルなヴォーカルと、エディの不良じみたギターソロも相まって、当時の本牧のムードといったものを、リアルに感じる事が出来るのではないだろうか。(行ったこと無いけど・・・^^;)



[PR]
by Tettin-Arts | 2009-03-12 23:13 | The Golden Cups

ザ・ゴールデン・カップス・アルバム 第二集

b0093969_2021344.jpg

 初期のカップスといえば、ややもするとカバーバンド的な捉え方をされがちだが、大きな間違いである。
日本では、1970年に入るとフォークの連中が台頭してきて、オリジナル至上主義みたいなものが蔓延して来る。もちろん、自作自演というのはビートルズによってもたらされた革命であり、ただ与えられたものを演るという、それまでの大衆音楽のスタイルに一石を投じた。しかし、自作自演であれば何でも素晴らしいわけではない。そうした流れに乗って出てきたいわゆるシンガーソングライターと呼ばれる人々にも、やはりピンもいればキリもいた。
 
 カップスというバンドは、純粋過ぎるほど純粋に「カッコイイ音楽」を追い求めたバンドである。そこに、やれオリジナルだ、カバーだなどという小賢しい拘りは存在しなかったのだ。
 
 ここで忘れないで頂きたいのは、カップスのオリジナルは凄いということだ。
ファーストアルバムの「LSDブルース」(ケネス)、「ドゥ・ユー・ノウ・アイ・ラヴ・ユー」(ケネス&エディ)、そして3枚目のシングル「長い髪の少女」のB面だった「ジス・バッド・ガール」(ケネス&ルイズルイス)の3曲だけでも、そんじょそこらのロックバンドは太刀打ちできないクィリティの高さに驚かされるはずだ。

 さて本作はデヴューアルバムから僅か半年後にリリースされた。相変わらずレコード会社から強要された楽曲を含む全14曲が収録されているが、ここでも珠玉のソウルバラッド「過ぎ去りし恋」(ケネス&エディ)、トリップ感溢れるヘヴィーロック「午前3時のハプニング」(ルイズルイス)というオリジナル2曲のクォリティの高さに圧倒される。
オリジナルに拘るあまり、ゴミのような楽曲をアルバムに入れたり、ステージで演奏したりしないのだ、カップスは。

 ジュニア・ウォーカーのファンキーな「ショットガン」で始まるこのアルバム。いきなり若い女の娘たちの黄色い歓声が響き渡る。
ライヴ仕立てのナンバーで、中盤でのメンバー紹介とソロ廻しがいかにもバンドっぽくてカッコイイ。カバーのはずが、もう完全にオリジナルナンバーになってしまっているのに驚かされる。
他にもサム&デイヴの「ホールド・オン」、ゲイリー・パケット&ユニオン・ギャップの「ウーマン・ウーマン」、モータウンの名曲「マネー」、ウィルソン・ピケットの「ミッドナイト・アワー」、オーティス・レディングの「ドック・オブ・ザ・ベイ」、そしてクラプトンの「ストレンジ・ブルー」といったカバーが見事にカップスサウンドとして昇華されているのには毎度の事ながら感服するのである。

 メンバー的には、ビザの関係で一時抜けたケネス伊東の代わりに、このアルバムから弱冠16歳のミッキー吉野が加入し、サウンド的にもやや洗練された印象を受ける。聴き所の一つはマモルのドラムスのカッコよさ。この当時のドラマーで、歌えて、しかもこれほどヘヴィーでスウィングするドラムを叩ける奴は皆無だったのではなかろうか。少なくともオレは知らない。 
カップスの代名詞になってしまった大ヒット曲「長い髪の少女」、オレの大好きな名曲「愛する君に」、そして「クールな恋」も収録。
カップスの魅力が1枚に凝縮された傑作アルバムである。

 60年代の若者たちの間で先端の音楽といえば、やはりR&Bやブルース、ソウルといった黒人音楽だった。
ビートルズもストーンズも、そしてカップスもそれらを聴いて、一生懸命楽器を覚えてバンドを組んだ。
で、今のブラックミュージックの主流といえば、やはりヒップホップみたいなものになるのだろうか?
この辺は、オレ自身全く聴かないのでよく分からないが、もはや楽器は必要なくなったみたいだ。
音楽がだんだんと退化してゆく。

More
[PR]
by Tettin-Arts | 2009-03-07 19:47 | The Golden Cups

ザ・ゴールデン・カップス・アルバム 第二集  <RECORD COLLECTION>

b0093969_16523387.jpg

 レコードの帯に印刷されたタタキ文句が
「爆発する若さ! 魅惑のソウル・サウンド」である。

まずは、オレの大事なコレクションでもあり、貴重な当時のLPレコードをご覧頂こうと思う。
いやまぁ、そう遠慮なさらずに・・・じっくりと(笑)。

More
[PR]
by Tettin-Arts | 2009-03-01 21:59 | The Golden Cups

カップス in BS グループサウンズ大全集

b0093969_22495171.jpg

 先ほどまで、NHK・BS2で放映されていた「グループサウンズ大全集」を鑑賞。
「デイヴが昨年亡くなった」と言っていたので、今年に入ってからの収録だったのだろう。

 たまにやっているTVのGS番組はよく観るが、この手の番組にカップスのメンバーが揃って出演するのは珍しい・・・
つーか、オレは初めて観た。
加山雄三、ブルコメ、寺内タケシ、ワンズ、オックス、ダイナマイツ、パープル・シャドウズ、ジャガーズ・・・etc.
まぁ、既にメンバーが揃っていないグループも多かったが、その中でもカップスは加山雄三を抑えて、番組では事実上のトリで登場するという、かなりカップスに重きを置いた構成だったような気がした。(実際の出演順はどうだったのか知らないが・・・^^;)

 マモルがセンターに立つ。サポートメンバーはお馴染みのカップス・ファミリー、スティーヴ・フォックス、樋口晶之、中村祐介の面々。音が出た瞬間、それまでの雰囲気が一変した。
1曲目がなんと「ジス・バッド・ガール」。TV向けの選曲を予想していたので、これは意外だった。
「銀色のグラス」「愛する君に」と続いて、お約束の「長い髪の少女」。心なしかマモルの瞳が潤んでいたようにも見えた。

 ゴジラもひと段落ついたことだし、またカップスでいきましょうかね(^^)。
[PR]
by Tettin-Arts | 2009-02-27 23:43 | The Golden Cups

ケネス伊東

b0093969_21495260.jpg

 デイヴ平尾が亡くなったからというわけでもないけれど、1997年に51歳という若さで他界したオリジナルメンバーの一人、ケネス伊東(愛称ブッチ)も忘れる事は出来ない。
 
 ハワイ生まれの日系二世ということで、ビザや兵役の問題でカップスを出たり入ったりしながら結成から1970年まで在籍した。
彼の父親はPXの高官だったという。(その関係でいち早く欧米のヒットチャートに登場するレコードを入手できたのかもしれない。)

 エッジの効いた小気味良いリズムギターは一流だった。そしてヴォーカルでも、「ヘイ・ジョー」や「ジス・バッド・ガール」など、初期のカップスサウンドの先鋭的な部分をリードしていたのが彼である。もちろん英語が母国語だということも大きな強みだったのだろうけど、エディやルイズルイスとのコンビで生み出した多くのオリジナルナンバーは、どれも本場の洋楽と比べて全く遜色ない素晴らしい作品ばかりである。特に「長い髪の少女」のB面に納められていたケネス伊東・作詞、ルイズルイス加部・作曲による「ジス・バッド・ガール」は、A面へのアンチテーゼのような作品で、曲自体もスピードとスリル、そして破壊的なパワーを秘めたまさに "パワーロック" の原点とでも言うべき衝撃的な作品なのだ。



 カヴァーの「ヘイ・ジョー」にしても、ザ・リーヴスのオリジナルヴァージョンを基にしているのは恐らくブッチのセンスであろうし、ゼムの名曲で彼のレパートリーだった「グロリア」もゴールデン・カップスの中では欠かせない重要なナンバーである。

 ケネス伊東は初期のゴールデン・カップスにおける音楽的なリーダーだったのかもしれない。

        (さすがYouTubeというか、ザ・リーヴスの「ヘイ・ジョー」まで見れるとは・・・^^;)。

[PR]
by Tettin-Arts | 2008-12-03 21:50 | The Golden Cups

I'M SO GLAD

 1968年に東京12チャンネルで放映がはじまった、尾藤イサオが司会を務める「R&B天国」の貴重な映像。
(この映像も映画「ワンモアタイム」の中で登場する。)
カップスはこの番組のレギュラーとなり、デイヴ平尾が尾藤と一緒に司会をすることもあったという。いやぁ、全く凄い番組があったもんですねぇ。
 言うまでもなく、この曲での聴きモノはエディの唄とギターですが、それよりもっと気になるのは、あちこちで踊っている、まるで薬物中毒患者のようなお嬢さん達ですね(^^;)。


[PR]
by Tettin-Arts | 2008-11-27 22:51 | The Golden Cups

カップス vs 清志郎

 先日、ブッカーT&ザ・MGズのライヴに飛び入りして元気なところを見せてくれた清志郎のニュースを知って、何か元気が出てきたオレだが、さすがNHK・・・こんな番組があったのね・・・。
 RC(清志郎)とカップスというのは、もともとレコード会社が東芝音工ということもあって、同じステージで演奏する事も多かったみたいだし、「ワンモアタイム」の特典ディスクにもカップスのステージに清志郎が飛び入りしている映像が収録されていた。
 飛び入りが好きなのね、清志郎は(笑)。
 
 この番組では流石に年輪を刻んで来ただけあって、お互いに余裕を持って楽しんで演奏している雰囲気が伝わってきて心地良い。(ドラムスは、もうカップスのメンバーと言ってもいい樋口晶之・・・好きでした、「タバコロード」

 完全復活をオレは待っているぜ!がんばれ、清志郎!

[PR]
by Tettin-Arts | 2008-11-26 22:29 | The Golden Cups
line

四辻に佇んで・・・。


by Tettin-Arts
line
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31