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PAPER MOON / PETER BOGDANOVICH

b0093969_2021872.jpg綺麗な月が顔を出しているこんな夜、マリア・マルダーの「オールド・タイム・レイディ」を流していると、ふとこの映画が見たくなってDVDを取り出してみる。

「ペーパームーン」(1973年製作)。古きよき・・と言いたい所だが、舞台は1930年代のアメリカ大恐慌時代。昔の情婦の葬儀に立ち寄った詐欺師のモーゼは、そこで出会った情婦の娘アディと大ペテン旅行に出掛けることになる。豪華な聖書を言葉巧みに売りさばいたり、雑貨屋のおばさんを煙にまいたり、と絶妙のコンビネーションで旅を続けるのだが・・・・。

    ”ボール紙の海に浮かぶ紙の月でも
    私を信じていれば、本物のお月様”


ライアン・オニールとテイタム・オニールの親娘が共演するこの作品は、情感溢れるストーリーの秀逸さもさることながら、モノクロの画面から漂うムードがなんとも古きよきアメリカといった風情で心地良い。劇中で流れるノスタルジックな音楽もいい雰囲気。

(レストランにて)「あんた、あたしのパパなの?」「違うよ!全然似てねぇだろう。」「アゴが似てるわ。」「・・・アゴは皆似てんだよ!しゃべってないで早く食えよ。」「・・・・」(少し寂しそうなアディ)

テイタム・オニールはこの作品でアカデミー助演女優賞に輝いている。(しかし、この娘の煙草の吸いっぷりときたらもう天下一品!笑)

これを観るたび、明日は何かいいことがありそうな気分にさせられる。オレにとっちゃぁそんな宝物のような映画やね。


 追記 :  成長したテイタム・オニール様。いやぁ、美しいッス!b0093969_17194598.jpg

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by Tettin-Arts | 2006-09-29 21:17 | 夕日町オデヲン

「史上最高のギタリストは誰だ?」 / PLAYBOY 11月号

b0093969_2284085.jpgこれまで星の数ほど企画されただろう「ギタリストの人気投票」。大体の想像はつくが、PLAYBOY読者のランキングというところに興味を惹かれ、思わず買ってしまった。
1位から50位までのギタリストランキングの他にも、オレが敬愛する日本人ギタリスト・鮎川誠、ピーター・バラカン、大友博の3氏の座談会(実はこれが一番面白かった!)や、3大ギター考察といった読み物も充実しとる。
さて、栄えある第1位に輝いたのは・・・。急げ、書店へ!

しかし、オレのブログで取り上げた(名前だけでも)ギタリストの皆様がことごとくこの50人の中に入っとらんのはどういうわけよ?(笑)
もちろんベック、クラプトン、ペイジそれにジミヘンあたりは順当にランクインよ。ジョン、ポール、ジョージがランクインしとるのも好感が持てるしジョニー・ウィンターはさすがにランクイン!

しかし、しかし、ジャンゴ・ラインハルトなんてところまでランクインしとるというのに、なんで50人の中にロイ・ブキャナンが入っとらんのよ!!ミック・テイラーにミック・ロンソンはどうしたの?マーク・ボランは?ジョニー・サンダースは?ロバート・ジョンソンも選ぶなら、ついでにライトニン・ホプキンスも選んでよ。布袋を選ぶくらいなら鮎川さんを・・・。

という具合に、個人的には突っ込みどころ満載のランキングだったけど、結構楽しめるPLAYBOY 11月号です(笑)。(もちろん綺麗なオネエさま達も其処かしこに・・・。)
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by Tettin-Arts | 2006-09-26 22:58 | Magazine

EARLY RECORDINGS / LINK WRAY

 1977年の暮れ。いつものように、オレ達が駅前のヤマハの貸しスタジオでウォーミングアップに「サティスファクション」をやっていると、M氏はフラリとドアを開けて入ってきた。
「ごきげんさん」。彼はぶっきらぼうに言うと、フェンダー・ツインリヴァーブの上にポンと一枚のレコードを置いてまたフラリと出て行った。おっ寺内タケシか?・・・いやリンク・レイ・・・聞いたことも無い名前やった。
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メンバーと一緒にウチに帰り、早速ターンテーブルに乗せて針を落とした瞬間、スピーカーから「BATMAN THEME」の轟音が鳴り響いたのだった。オレ達は揃って腰を抜かした。

 ロックンロール・ギターの元祖といえばチャック・ベリーと相場は決まっとったその頃のオレにとっては、まさに青天の霹靂!あまりのカッコよさに、気がつけば「何じゃこりゃ~。」状態で一気に聴き終えてしもうた。ギターが叫んどる!
(ちなみに、このジャケットのリンク・レイが持っとるギターはダンエレクトロロングホーンというもんらしい。)

 1950年~1960年前半にレコーディングされたリンク・レイの作品を集めたこのアルバム
(彼が生まれた年は1929年という説と1930年という説があるようやけど・・・)。ロックンロール・ギターの元祖がチャック・ベリーとするなら、エレクトリック・ロック・ギターはこの人から始まったといっても過言じゃないと思う。ギターアンプのスピーカーに穴を開けてディストーションをかけたという恐ろしい人である。「RUMBLE」「HIDDEN CHARMS」「ACE OF SPADES」・・・このアルバムで聴くことが出来るナンバーは全てそうしたリンク・レイの破天荒なパワーに満ち満ちとる。「パワーコード」なんちゅうのはこの人が始めたようなもんやないやろか。まさにガレージロックの原型がここにある。

 ピート・タウンゼントは熱心な彼のフリークだったらしく、ニール・ヤングやジミヘンも相当影響を受けとったとか。何となく分かるような気がする。ストゥージズ、そして恐らくはジョニー・サンダースにも少なからぬ影響を与えとったんやろう。そしてこげな凄いギター弾きを教えてくれたM氏には、いくら感謝しても感謝しきれん。

 その後M氏は新しいバンドを結成し、リリースした2nd.アルバムの1曲目は、あの「BATMAN THEME」で飾られとった。オレは死ぬほど嬉しかった。

※えー、この話は多分にフィクションを含んでいます(笑)。テヘッ。

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by Tettin-Arts | 2006-09-24 16:21 | Rock & Blues

完成披露・熱海城キンゴジ

本日も賑々しくご来場頂き、ありがとうございます。
大変長らくお待たせいたしました。不肖tettinが心血を注いで製作いたしましたガレージキット第2弾、イノウエアーツ「熱海城キンゴジ」の完成でございます。”衝動買い”の結末を心行くまでご堪能下さいませ(笑)。
尚、本作品は全て筆塗りでございます。エアブラシ等は一切使用しておりません。というか使えませんから(笑)。また、自立するように首まで石膏を流しております。

それでは原型製作/井上雅夫、パラダイス製ソフトビニール・キット「熱海城キンゴジ」です。

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by Tettin-Arts | 2006-09-22 20:14 | Godzilla

我が愛しのスージー・クアトロ

 「これを聴かずにロックンロールを語っちゃいかんよシリーズ・第2弾」、かつ「我が愛しのシリーズ・第4弾」は、
1970年代に大旋風を巻き起こした女性ロックンローラー
スージー・クアトロたい。
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 彼女もまた、オレが中学時代にリアルタイムで追っかけた素晴らしいロックンローラーやね。
大の男どもをバックに従え、小さな体にエレキベースをひっ下げてシャウトする姿に、思春期のオレは思わず股間を熱くしたもんや。「ベースを選んだ理由は?」と聞かれ「股間に響くからよ。」などと答えるセンスにも根っからのロックンローラーっちゅうことを感じさせた。

 彼女をイギリス人と思っとる人は多いかも知れんが、実はモータウンの発祥の地、アメリカはデトロイト出身なんやね。
14歳の時にテレビ番組のゴーゴー・ダンサーとしてこの業界に足を踏み入れ、その後あのジェフ・ベックのプロデューサーでお馴染みのミッキー・モストに評価されて渡英しSuzi Quatroとして1973年に「Can The Can」を大ヒットさせるわけやけど、あのハスキーな声とノリで自分のスタイルを作り上げたホンマもんのロックンローラーやった。

 「THE WILD ONE」がマイベストやけど「悪魔とドライヴ」も捨てがたく、「48 CRASH」も月に一度は必ず聴く・・・といった具合に本格的なロックンロールが目白押しなんよ。他にも「ALL SHOOK UP」とか「KEEP A KNOCKIN’」なんかのスタンダードもカッコよくキメまくっとる。
後年は日本中をドサ回り、もとい、公演して回っとったみたいやけどこの辺の芸人根性もたいしたもんやった。
一度もライヴを観れなかったのがホンマに悔やまれる。



オフィシャル・サイトによると未だにバリバリ活動しとるようで、是非来日して股間に響くベースとシャウトでロックンロールして欲しいもんや。(まてよ、スージーは1950年生まれやから、今56歳ちゅうことやな・・・。いやもう立派な熟女、これからよロックンロールは・・・笑)

ロックンロールはスッカラカンやないといかん。女性でこれをやってのけたのは後にも先にもスージー・クアトロだけやね。

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by Tettin-Arts | 2006-09-17 17:21 | 我が愛しの

A LOVE LIKE YOURS / MARTHA REEVES & THE VANDELLAS

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マーサ&ザ・ヴァンデラスのナンバーと言えば、フーやジャムなんかがカヴァーした「HEAT WAVE」や、ミック・ジャガー&デヴィッド・ボウイがカヴァーした「DANCING IN THE STREET」が有名やけど、オレはこの「A LOVE LIKE YOURS(DON'T COME KNOCKING EVERYDAY)」も好きやねぇ。スローなバラッドでセリフも泣かせる。まあ、この頃のガール・グループはみんなそうやけど、特に彼女達自身に表現欲求とかがあった訳じゃなく、ただ与えられたものを歌っていただけやろうけど表現力が豊かやね、どのグループも。アルバム・アーティストじゃないから、ベストもののCDが1枚あれば十分だし、その中にこういうキラ星みたいな曲があると無性に嬉しくなる。

シュープリームスが出てくる以前に、モータウンの看板アーティストやったマーサ・リーヴスは実は秘書としてモータウンに入社したらしいが、持ち前の歌唱力を買われ、ザ・ヴァンデラスのメイン・シンガーとしてモータウンの誇るコンポーザー・チーム、ブライアン・ホランド/レイモント・ドジャー/エドワード・ホランドの作品を次々とヒット・チャートに送り込むんやな。当時こういうシステムが確立しとったところがモータウンの凄いところやと思う。

多くのロック・ミュージシャンがモータウンの曲をカヴァーして来たんやけど、社長のベリー・ゴーディーって人は相当なやり手でワンマンでビジネスには厳しかったらしい。なんでも、モータウンでバスを借り切ってツアーする時は男性ミュージシャンと女性ミュージシャンを別々に乗せて社内恋愛を禁止しとったとか、社内での出世競争も熾烈だったらしいね。
まぁ、そういう中で生まれた音楽やから曲の完成度は当然高いし、絶対ヒットさせてやるという執念みたいなものも感じるね。

モータウンに限らずガール・グループの魅力はなかなか言葉では表せんけど以前シュレルズについて書いたし、今後も折を見ていろんなガール・グループにスポットを当てて行きたいと思う。
マーヴェレッツ、シフォンズ、シャングリラス、クリスタルズ、そしてロネッツ・・・。
うーん、きりが無いな^^;。

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by Tettin-Arts | 2006-09-16 19:49 | Girl Group

シーズン到来!

b0093969_20174983.jpg暑さのために、一時中断しとった「熱海城キンゴジ」。ここに来て気力・体力も充実!ビニールの覆いをかなぐり捨て、メインテーマの大音響とともに、再びここに出現いたしましたぁ。

イノウエ・アーツの名を汚さんように、最っ高のキンゴジに仕上げて見せます、仕上げます!

やっぞ!ハッやっぞ!!

こちらは今お気に入りのCanonのCMみんな元気に放射能!(笑)。いやあ、可愛いのなんのって・・・。
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by Tettin-Arts | 2006-09-14 20:32 | Godzilla

L.A.M.F. / JOHNNY THUNDERS & THE HEARTBREAKERS

"LIKE A MOTHER FUCKER"
の頭文字をタイトルにしたこのアルバム。ニューヨーク・ドールズを脱退したジョニー・サンダースがハートブレイカーズを結成して1977年にリリースしたストリート・ロックンロールの名盤だ。

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同じ年にピストルズが「NEVER MIND THE BOLLOCKS」をリリースしてロック界は一気にパンクの渦に飲み込まれるんやけど、この源流にいたのが間違いなくニューヨーク・ドールズやし、わけてもこのジョニー・サンダースやったね。

「NEVER MIND THE BOLLOCKS」はロックの原初的な荒々しさやパワーをシンプルな音で取り戻して見せたアルバムやったけど、音そのものはかなり計算された感じがするんやな。ギターのディストーション一つとってもアルバム通して統一されとるし、各楽器がそんな感じなんやね。そういう意味ではスリル感に欠けるところがあった。

「L.A.M.F.」は徹頭徹尾、バンドとしてのリアルな疾走感とヒリヒリするようなスリルに満ち溢れとる。「BORN TO LOSE」の唸るようなイントロのストローク一発でノックアウトされたもんね。こんなカッコいいギターを弾けるやつはザラにはおらん。多分、当時博多の多くのビートバンドがお手本にしたんやないかな、ハートブレイカーズを。

ジョニーへの思いは「SO ALONE」のところでも書いたが、これほどチンピラで孤高なロックンローラーは彼以外には知らん。音も、歌も、そして人生も少し調子っぱずれのままあの世に行ってしまもうたJET BOY、JOHNNY THUNDERS
「L.A.M.F.」は”墓まで持って行きたい”と思える数少ないアルバムやね。
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by Tettin-Arts | 2006-09-11 21:11 | Rock & Blues

BORN TO BOOGIE / T・REX

またまた「黄金の洋楽ライヴ」。今夜はT・REXの登場だった!
と言ったって要するに「BORN TO BOOGIE 」の放映だったんやけど(笑)。
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このDVDは持ってないので、動くマークを久しぶりに見れるのは実に嬉しい。
「Slider」のジャケ写も撮ったリンゴ・スターが監督したこのフィルムは1972年、ウェンブリーでのコンサートを主に収録したもの。(ところどころにイメージ映像が挿入されとるけど、まぁリンゴのわがままっちゅうところやろーか。)
ビートルズに入れ込んどった中学生の頃、この「Slider」のジャケットは衝撃やった。なんか危険な香りがしてこんなん持っとったら補導されるんやないかと思った(笑)。
音そのものにも妙な色気があってドキドキしながら聞いたもんや。まるで異星人がロックンロールをやっとる感じがした。
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今見てもやっぱマークは凄いロックンローラーだったちゅうことを思い知らされるフィルムやね。
「Electric Warrior 」をリリースした後だけあって、時はまさに絶頂期。客の反応も凄いです。

ジョニー・サンダースといいマーク・ボランといい、本物のロックンローラーって命を削ってギターを弾いとったのかもしれん。
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by Tettin-Arts | 2006-09-10 01:53 | Rock & Blues

WAITRESS IN THE DONUT SHOP / MARIA MULDAUR

b0093969_1955264.jpgmarimariさんのブログでご紹介があったマリア・マルダーの「WAITRESS IN THE DONUT SHOP 」。

期待通り、「少し乾いた爽やかな風に吹かれるような心地良さ」とでも表現したいような好アルバム。曲調もジャズ、フォーク、ブルース、カントリーと古きよきアメリカといった風情でセンス良くまとめられている。
(マリアの声ってこんなに可愛らしかったんですね。)

ゲストも豪華でジャズの大御所、ベニー・カーターを始めロウエル・ジョージ、エイモス・ギャレット、リンダ・ロンシュタットの名がクレジットされているけど、一聴してそれと分かるのはポール・バタフィールドのハモニカくらいかな?^^;)


天気の良い秋の休日に1日中流しておきたいアルバムです。ありがとう、気に入りました。

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by Tettin-Arts | 2006-09-07 20:13 | Rock & Blues
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四辻に佇んで・・・。


by Tettin-Arts
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