ヤッターマン
いやぁ、ほとんど深田恭子のために作られたような作品でした(^^;)。
タツノコプロのTVアニメで、オレが良く見ていたものといえば「ハクション大魔王」と「みなしごハッチ」。そして「ガッチャマン」あたりが最後だったと思う。ヤッターマンの放映が始まったのが1977年というから、オレがもう19になろうかという時である。
そのころになると、アニメをTVにかじりついて観るということはほとんどなく、タイムボカンシリーズも、その後の再放送などで時たま見た記憶があるくらいで、ヤッターマンにもそれほど思い入れがあるわけではなかった。
そんなオレが、何故この実写版「ヤッターマン」に入れ込むのか・・・。その理由は唯ひとつ!
ひとえに深キョンがこの衣装で・・・この衣装でドロンジョ様を演じているからに他ならないのだ。
というわけで、行ってまいりました。
ヤッターマンの熱心なファンといえば、オレより10歳くらい若い世代あたりになるのだろうか。
ともかく、そんな往年のファンも十分納得の出来栄えとなっている。
神秘のパワーを持つドクロストーンを巡って、ドロンボー一味とヤッターマンたちが繰り広げる大空想冒険活劇なのだが、アニメでは表現できないインディ・ジョーンズばりのスケールの大きな映像が楽しめる。とはいっても、お約束のギャグや名セリフ、そして劇中歌もそのままに、アニメの雰囲気をしっかりと残している。そういう部分でCGのウエイトがかなり大きくなってはいるが、あまり違和感がないどころか、むしろ好感が持てるという、アニメの実写版としては素晴らしい成功例だろう。
しかし、深田恭子のこのオーラはどうだ!三池監督、よくぞここまで深キョンの魅力を引き出してくれました。
カワイイだとか、美しいだとか、セクシーだとかいう月並みな言葉ではとてもじゃないが表現できない摩訶不思議なフェロモンが巨大なスクリーンから発散される。入浴シーンでは思わず前かがみになってしまう元気な男子も続出!これは強烈だ(笑)。
序盤に登場する劇中歌、「天才ドロンボー実写版」の歌と振り付けが、これまた愛らしく、悩ましい!
たしかに深田恭子という不思議な女優でなければ、このドロンジョは演じ切れなかっただろう。そしてこの深キョンドロンジョを観るだけでも、劇場に足を運ぶ価値は十分にある。早くもDVD、いやブルーレイが待ち遠しいオレなのだ。
「やるね~、流れ石だね~、天才だね~。」
(↑の画像は、鑑賞記念に購入したドロンジョ・クリアファイル)