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ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘

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 この作品は夏休み映画ではない(笑)。立派なお正月映画である。
ちなみにこの年の夏休み東宝映画は、怪獣映画の金字塔「フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ」だった。
 
さて、前作「怪獣大戦争」から一年後の冬休みを目前にしたある朝、バー「灯」の前の電信柱に立てられていた看板に新しいゴジラ映画のポスターが貼り出されていた。その時感じた期待外れ感は今でも忘れることが出来ない。
というのも、「怪獣大戦争」は宇宙が舞台の一つになっていたし、不気味なX星人という異星人も登場した。
そして何よりもキングギドラという金色に輝く凶悪な宇宙怪獣が登場し、円盤やロケットが飛び交うというスケールの大きさとデラックスさが子供心に沸き立つような興奮を呼び起こしたのだ。

それに比べ、何処とも知れぬ南洋の孤島が舞台で、しかもゴジラの対戦相手として登場するのは巨大なエビ・・・。
前作とは大幅にスケールダウンした「南海の大決闘」のポスターは子供心を大いに消沈させた。
それでもやはりゴジラ映画は観たい。冬休みに入ったある日、不安と期待が交錯する中、オレは映画の割引券を持って一人でバスに乗り、隣町の東宝専門館へ出かけたのだった。

 しかし、上映が始まると不安は見事に吹っ飛んだ。「耐久ラリーダンスコンクール」が終わり、「大戦争」で富士を演じた宝田明が金庫破りとして登場するころにはすっかり南海ゴジラの世界に引き込まれていた。(^^)。

 監督には福田純が初登板。軽妙なタッチとなった。伊福部昭とは趣きを異にする洋々とした佐藤勝の音楽も逆に新鮮で、ペアバンビの歌唱とともにオレの大好きなゴジラ音楽である。モスラが単なる運搬係りで終わっているのが惜しいが、エビラの登場シーンゴジラが赤イ竹の基地を襲撃するシーンなどはゴジラ映画の中でも屈指の迫力だ。
もちろん、波川から大変身した水野久美の健康的なお色気も本作の大きな魅力だが、怪獣映画が一種のディザスタームービーであるならば、やはり絶海の孤島というシチュエーションはイマイチ訴求力に欠ける気がするのも事実。
これは次作の「ゴジラの息子」にも引き継がれることになる。

とはいえ、この1966年という年はサンガイ、大魔神3部作、南海と、今から思えばオレとっては夢のような贅沢な一年だったといえる。

ビートルズが来日した年でもあり、もう一度ここから人生をやり直したいくらいだ(^^;)。





ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘 (1966年12月17日公開) カラー作品
制作 / 田中友幸
監督 / 福田純
特技監督 / 円谷英二
脚本 / 関沢新一
音楽 / 佐藤勝
出演 / 宝田明、渡辺徹、水野久美、伊吹徹、田崎潤、平田昭彦、天本英世、ペアバンビ
by Tettin-Arts | 2010-05-15 23:58 | Godzilla
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四辻に佇んで・・・。


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