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KINKS / THE KINKS

KINKS / THE KINKS_b0093969_19292515.jpg これも好きなアルバムやねぇ、ザ・キンクスのデヴューアルバム「KINKS」(1964年)。何ちゅうても、このジャケットのカッコ良さはダントツでしょう。
 ロックの歴史に名を刻むバンドのデヴューアルバムのジャケットっちゅうのは、どれも皆カッコイイもんやけど、ビートルズ、ストーンズのそれと比べてみてもモチロン遜色は無い。
 ウォータールーの夕日を浴びとるような渋いオレンジ色の光と影のコントラストが、英国のバンドらしい重厚さを醸し出しとる気がする。大胆でシンプルなタイトルの字体も無骨でカッコイイ。
 
 この時のメンバーは、もちろんレイ・デイヴィス(ヴォーカル、ギター)、デイヴ・デイヴィス(ヴォーカル、リードギター)、ピート・クウェイフ(ベース)、ミック・エイヴォリー(ドラムス)の4人やけど、サポートとして当時セッション・ミュージシャンだったジミー・ペイジジョン・ロードも参加しとる。(とはいえ、どの部分をプレイしとるのかはよく分かりませんが・・・^^;)
 レイ・デイヴィスもアレクシス・コーナーとは交流があったようで、やはりブルーズに魅せられたイギリスの若者の一人だったんやね。でも、その辺をあんまり感じさせんところが後に"キンキー・サウンド"と呼ばれるようになるキンクスの音楽の素晴らしいところやと思う。でも、このアルバムではその辺がビンビンに伝わってくるけどね。(笑)
 
 チャック・ベリーの「Beautiful Delilah」で始まるこのアルバムは、レイのオリジナル6曲と、R&Rやブルースのカヴァー8曲ちゅう構成(収録曲はmoreを参照ください。)で、そのオリジナルの中の1曲が言わずと知れたロックンロールの名曲、泣く子も黙る・・・「You Really Got Me」ちゅうわけや。この疾走感というか、パンキッシュな熱気は月並みな言い方やけど、まさにロックンロールの原点。とにかくレイのギターと声は、一度聴いたら一生忘れられんくらいのインパクトがあるよ。そして「Stop Your Sobbing」は、たしか恋仲だったプリテンダーズのクリッシー・ハインドがカヴァーしとったはずや。ロケンローラーには絶対に外せんアルバムよ。
 
 ところで、この"紙ジャケ仕様"CDの「KINKS」は、20bit K2なる最新の音響技術が使われとるちゅうことで、一聴して音のクリアさに驚かされた。「原音に限りなく近いサウンドを実現!」などという宣伝文句がプリントされとるけど、なるほど大音量で聴いているとあたかも目の前で演奏を聴いているような錯覚を覚える。何か、最近デヴューした新人バンドみたいやな(笑)。

KINKS / THE KINKS_b0093969_19225050.jpg




 <収録曲>
 1.Beautiful Delilah (C. Berry)
 2.So Mystifying (R. Davies)
 3.Just Can't Go To Sleep (R. Davies)
 4.Long Tall Shorty (H. Abramson, D. Covay)
 5.I Took My Baby Home (R. Davies)
 6.I'm A Lover Not A Fighter (J. Miller)
 7.You Really Got Me (R. Davies)
 8.Cadillac (E. McDaniel)
 9.Bald Headed Woman (Trad/Arr S. Talmy)
10.Revenge (R. Davies, L. Page)
11.Too Much Monkey Business (C. Berry)
12.I've Been Driving On Bald Mountain (Trad/Arr S. Talmy)
13.Stop Your Sobbing (R. Davies)
14.Got Love If You Want It (J. Moore)

by Tettin-Arts | 2007-06-28 20:08 | Rock & Blues
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四辻に佇んで・・・。


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