GARAGE-tettin

tettin1954.exblog.jp ブログトップ

ゴジラの逆襲

b0093969_1703097.jpg

 「ゴジラの逆襲」を初めて観たのは、かなり早い時期(たしか小学校の高学年か中学の頃、TVで・・・)やったと思うけど、あんまし当時の記憶には残らんかった。
 その後、この作品に再会したのはもう社会人になってからやった。「ゴジラ」同様、大人の娯楽映画として作られとるだけに、ガキが観ても印象が薄かったんやね(笑)。
 
 「ゴジラ」の大ヒットでノリにノッた東宝が、本多監督の体が空くのも待てずに繰り出した第2弾。
 
 監督は1954年に「透明人間」(東宝)でメガホンを取った小田基義。前作に比べ格段に進歩した特撮には「透明人間」で小田監督と組んだ事もあり、この「逆襲」から特技監督としてクレジットされるようになった、ご存知円谷英二。原作も前回に続き香山滋
 
 そして音楽には佐藤勝が初登板。軽快な曲調が伊福部昭とは対照的で面白い。
舞台を東京から大阪に移し、2匹目のゴジラの猛威を、暴竜アンギラスとの対決、月岡と秀美のロマンス、小林との友情を織り込みながら描いた、不思議と爽やかさが残る秀作やね。

 オレにとって怪獣映画っちゅうのは、日常と非日常の境界が崩れ去っていくようなスリリングな感覚がキモなんやけど、そのためには日常のドラマ部分がいかに丁寧に描かれとるかが大事。
 「ゴジラの逆襲」は、まさに古きよき青春ドラマのような世界を丁寧に描きつつ、ゴジラの出現がそのドラマを一層盛り上げるという、秋にピッタリの味わい深い怪獣映画
 
 ヒロインの山路秀美を演じる若山セツコ。活発ながら、楚々とした美しさが印象的です。
b0093969_17191847.jpg

 もちろん主役はゴジラ。通称「逆ゴジ」と呼ばれるこのゴジラは、初代に比べてスリムなフォルム。そのせいか動きも俊敏で性格も凶暴。オレも大好きなゴジラの一頭やし、数多の東宝怪獣の中でもトップクラスの人気を誇るアンギラスとの対決は、怪獣映画の歴史に燦然と輝く名シーンや。
b0093969_17203443.jpg

 特攻隊を想起させる小林機の氷壁激突も、「ゴジラ」の核に続き戦争の影を感じさせる「ゴジラの逆襲」。この後、1962年にコメディータッチのエンターテインメント大作「キングコング対ゴジラ」で復活するまで、ゴジラは7年間の長い休息に入るわけやけど、ゴジラ映画のその後を考える時に非常に感慨深い作品でもあるね。




ゴジラの逆襲 (1955年4月24日公開) モノクロ作品
制作 / 田中友幸
監督 / 小田基義
特技監督 / 円谷英二
原作 / 香山滋
脚本 / 村田武雄、日高繁明
音楽 / 佐藤勝
出演 / 小泉博、若山セツ子、千秋実、志村喬、土屋嘉男

[PR]
by Tettin-Arts | 2007-09-04 20:04 | Godzilla
line

四辻に佇んで・・・。


by Tettin-Arts
line
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31