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大魔神降臨!

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 1966年という年は、怪獣映画が大好きだった少年たちにとってゴールデン・イヤーとも言うべき一年であった。
なぜならこの1966年は、大魔神3部作が春・夏・冬にわたって一挙公開された記念すべき年だったからである。

 仲のいい友達と一緒に畳の映画館で観た「大魔神」・・・本当に恐かったな。

 ストーリー自体はよくある勧善懲悪モノなんやけど、神様とは名ばかりで、タガネを額に打ち込まれ怒りに我を忘れて暴れまくる大魔神には、そんな月並みな四文字熟語では到底言い尽くせぬ残虐さと痛快さがあった。
 乙女の涙に弱いところなんぞも、とても神様とは・・・(笑)。

 しかし「大魔神」は凄い。数多の怪獣映画(怪獣かい・・・^^;)のなかでも、そのクォリティの高さは際立っとる。
ウルトラQの怪獣造形でも有名な高山良策氏造形による大魔神の大きさは、恐怖感を煽り、操作も容易という理由で人間の約2.5倍に設定されたというから、4.5メートルほどである。実際に劇場で観たときにはとてつもなく巨大な印象があったので、これは意外だった。
 驚くべきはこの大魔神のスケールに合わせて作られた1/2.5サイズのミニチュアの精巧さやね。これはもうミニチュアというより、実際の建築物を破壊しとるのと同じといってもいいやろう。もう凄いド迫力よ。

 そして巨匠、伊福部昭の重厚な音楽と、素晴らしい時代劇の見事な融合。よくぞ一年の間にこれほどの作品を3本も作れたものだといつも感心する。これは並々ならぬ情熱の産物以外の何物でもないね。

 そんな素晴らしい「大魔神」の全3作品が今回廉価版で発売されました。
今までVHSビデオのベロベロの画質で我慢していた大魔神。DVDが欲しくても高額でなかなか手が出なかった大魔神をここで一気に揃えてしまおうと決心し、大魔神のように怒るカミさんを拝み倒し、今年のクリスマス・プレゼントはこれで・・・ちゅうことで目出度く話がまとまり、先程我が家に降臨いたしました(笑)。わーい。

 今「大魔神」を観たけど、画質がむちゃくちゃキレイです。最新のデジタル・リマスターが施されたのでしょうか?
 この高画質は驚異やね。永久保存版として申し分ありませんよ。お勧めです。

 (大魔神レヴューのほうは、またぼちぼちと・・・ということで。)
by Tettin-Arts | 2007-12-10 18:41 | Godzilla 別館
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四辻に佇んで・・・。


by Tettin-Arts
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