大根おろし
30になった頃、それまでの暴飲暴食がたたって膵炎を発症。1ヶ月の点滴治療を経てやっと症状はなくなったものの、完治するまでにはさらに数ヶ月を要した。
その直後結婚し、息子が生まれた頃に煙草の吸い過ぎで肺気腫の診断を受けた。
一人者ならそのままでもいい。しかし家庭を持って子供が出来たとなればそうはいかぬ。
酒量を思い切って減らし、煙草もスッパリ止めた。おかげで、その後は膵臓も肺も徐々に持ち直して今日までなんとか正常に機能している。
しかしなんといっても50である。半世紀生きて来てポックリ逝くのは仕方ないとしても、病に伏せるのは忍びない。出来るものなら生きている間は健康で居たい。
こちらにお運びいただいているお客様も、年齢的にはご同輩と呼べる方々ばかりだと思われる。そこで心身の健康に益すると思われる衣食住、その他について(特に食は重要だろうな)、実際に試した結果「コレは間違いなくいいゼ!」というものを "お達者ですか" として御紹介していこと思う。もちろん紹介するのは手軽に調達出来る、または実践できるものに限ります。同時にまた、皆様からの情報、ご意見なども頂戴できれば幸いです。
健康オタク的なものではなく、あくまでも「茶飲み話」ちゅうノリでぼちぼち始めてみたいと思います。
オレと皆様がいつまでも "お達者" で暮らせますように・・・。
ということで、第1弾は「大根おろしは消化器系に良い!」という話である。(食の常識ではありますが)
昨年の年末に胃腸の調子が思わしくなく、食欲も衰えていた時、ふと「大根おろし」が頭に浮かんで試してみた。
小鉢一杯ほどに大根を摺って醤油を垂らし、あったかいご飯に乗せて頂く。すると、翌朝には胃腸がスッキリ。それ以来、毎日の食事には大根おろしを欠かさない。大根と言えば、代表的な冬の野菜。旬の物にはその時期に相応しい何かしら不思議な効能が備わっとるんやね。
大根の持つ消化酵素は、胃炎や胃潰瘍を予防する効果があるという。そのアミラーゼをはじめとする消化酵素は熱に弱いので、生で食べる大根おろしは上手な摂取法らしい。また、ビタミンCは酸化しやすく大根おろしにすると20分後には8割くらい減るので、食べる直前におろすのが良いとのこと。さらに大根おろしの辛み成分は発ガン性物質を解毒して、活性酸素を除去する働きがあるという。
とにかくご飯にかけると美味い!シンプルやけど、これだけでご飯がイケる。これと味噌汁に納豆か生卵を加えたのが我が家の朝食。それにいりこの佃煮などを添えて頂くまるで明治時代の寒村のような食事こそが、これからの健康の秘訣かもね(笑)。
では皆様、お達者で